1 学校の努力目標(主題)

  
自ら考え行動しよう!

2 主題設定の理由

 本校の生徒は,明るく素直であり,様々な行事に対しても意欲的に取り組むことができる。しかし,普段の学校生活に目を向けると,教師の指示したことは行える生徒が多いが,自分から考えて行動する姿勢には,今ひとつ欠けるといった面も見られる。
 このような実態の中で,一昨年度から「自ら考え行動しよう!」を努力点の主題として設定し「指示待ちではなく,自ら考えて行動する」「失敗をおそれずチャレンジする」というような生徒を育てたいと考え,学校教育活動に取り組んできた。
 その結果,生徒会活動や各行事等の様々な場面で「主体的に行動する」生徒の力が育まれてきたことが認められた。そこで本年度も昨年度からの各学年・各指導部での指導をより進め、「思考・判断し行動する」生徒の育成に向けて、この努力点を設定した。


3 基本的な考え方

 主題『自ら考え行動しよう!』の要素として、「自らを」“主体性”,「考え」を“思考力・判断力”ととらえた。「主体的に行動する」「思考・判断し行動する」ために必要な要素を次のように考えた。

 「主体的に行動する」(自ら行動する)ために
 ○ 内発的動機付けを大切にする
   
どんな学校生活場面でも,生徒が「なぜだろう?」「面白そうだ」「やってみよう」と思うように,強く興味・関心
  を持たせたり目標を持たせたりすることが大切である。そのことが,主体性のある行動につながっていくと考える。
 ○ 結果だけでなく,過程を重視する
   物事には,「できた」「できない」・「正解」「不正解」・「成功」「失敗」といった結果が伴うのが常であるが,
  生徒の中には,失敗をおそれてチャレンジすることをためらう場面が多く見受けられる。教師が,それに至る過程の
  良い点を認めたり周りにも伝えたりすることで,「結果だけがすべてではない」「失敗=ゼロではない」という認識を
  持たせ安心感を与えることが,失敗をおそれずにチャレンジしていく姿勢を育むことにつながると考える。
 ○ 放任・過保護・過干渉にならない
   主体性と言っても何もしない放任では主体性は育まれない。その時々の的確な支援が必要である。また,教師が待つ
  姿勢をもつ場面でも,目をかけ心をかける姿勢が大切である。一方,転ばぬ先から杖を与えたり,少し待てばできそう
  なことに口を出したりすることで生徒の主体性の芽を摘んでしまうこともある。過保護・過干渉にも気をつけながら進
  めたい。

☆ 「思考・判断し行動する」(考え行動する)ために

 ○ 段階を見極めた支援を追及する
   物事を考えるためには,基礎的・基本的な土台となるものが何もなくては考えられない。基礎・基本を身につける段
  階から,それを活用しながら考える段階の中では,生徒がつまづいたときにすぐに解答を与えたりするだけでなく,そ
  の前に考えを引き出すような示唆を与えることも必要であると考える。
   基礎・基本を身につける→示唆(ヒント)を与える→考えさせるというようなそれぞれの段階を意識して支援にあた
  りたい。
 ○ 発言や考えの背景にあるものを重視し支援する
   発言や考えといった表面に現れたものだけに目を向けるのではなく,その背景にあるものを重視して支援していくこ
  とで,深く考えさせたり気付きを促したりすることが大切であると考える。

4 各学年の目標

 
第1学年:学年の仲間を大切にしよう(集団の輪)
      正しい習慣を身につけよう(正しい習慣)

  第2学年: たくましさ、まじめさ、やさしさ(思いやりの心)を大切にし、その上に自ら考え行動する態度を育成
        する。
  第3学年: 考える力を伸ばそう!


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教務主任  戸田 好